【2018年度版】完全攻略!比べて選ぶ、表面粗さ計

ツルツルザラザラ

ツルツル素肌も拡大すればザラザラ、かも。

加工部品に付加価値を乗せるとしたら、どんな方法が考えられるでしょうか。正確な寸法、バラつきの小さいそろった品質、細かな形状、価格の安さ?どれも非常に重要ですが、今回は「表面の仕上げの綺麗さ」にフォーカスしようと思います。表面の仕上げ状態は見た目の美しさに直結します。仕上げのムラや傷はそのモノの価値を半減させてしまいます。また、見た目ではなく、その部品の持つ性能に影響が出る場合もあります。例えばエンジンブロック内面の仕上げは、そのエンジンの燃費やパワー、排気ガスの状態などあらゆる性能に影響します。それも、ただピカピカに仕上げれば良いわけではなく、潤滑油がある程度保持されるように、適度な粗さが要求されます。このような「粗さ」を正確に測定するための専用の測定器が「粗さ計」です。そのまんまですね。
この粗さ計も非常にポピュラーな測定器で、製造現場でよく使われているのですが、古い装置を長年使い続けていることも多いようです。いざ更新しようとすると前に購入したときの記憶は残っておらず、また機器も新しくなっていてどれを選んだらよいかわからない、なんてことも。
粗さ計は輪郭形状測定機と同様に、てこ式の針で対象物上をなぞって測ります。違いは輪郭形状測定機ほどの測定ストロークを持たない反面、表面のより微細な凹凸形状を測定するところにあります。この測定器も、いくつかのメーカーから販売されています。測定原理が同じなので、メーカーの顔ぶれは輪郭形状測定機と同じですね。

それではさっそく、代表的な機種を見ていきましょう。

 

メーカーごとの機種比較一覧

 

目次

1. ミツトヨ(日本)
2. 東京精密(日本)
3. 小坂研究所(日本)
4. TAYLOR HOBSON®(イギリス)
5. まとめ

 

 

ミツトヨ(日本)

表面粗さ測定機 サーフテストエクストリーム SV-3000 CNC


サーフテストEX SV-3000CNC

写真:サーフテストエクストリーム SV-3000 CNC

機種名CNC表面粗さ測定機
分解能 X軸0.05μm ※精度ではありません
分解能 Z軸0.05μm ※精度ではありません
測定範囲X, Z = 200, 300 mm (SV-3000CNC)※Z軸はコラムの移動範囲
特徴CNC表面粗さ測定機。生産性の向上と効率化に大きく貢献。(表面粗さ測定機製品ページより) カタログ

 

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